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JASPER
| 2002年7月15日、エドモントンからグレイハウンドバスにて(所要時間約5時間)ジャスパーへ入りました。今回のカナディアンロッキーの旅はジャスパーからレイクルイーズ・バンフ方面へと南下するルートをとりました。エドモントンを発ち、時間が経つにつれ車窓からの風景は、どんどん山々が近く見えてくるようになってきて「ああ、ロッキーマウンテンエリアにやって来たんだ!」という実感がわいてきました。そしてジャスパーの町が近づいてくると道路沿いにシカなどの野生動物の姿を見ることができ、トロントの街生活では考えられない風景に私はわくわくしてきたのでした。 | おいでませ、ジャスパーへ |
ジャスパーでの宿泊先はウィスラーマウンテンへの道の途中にあるジャスパーインターナショナルホステルでした。なんだかニュージーランドでミルフォードトラックを歩いた時に泊まった山小屋を思い出させるような作り・・・。女性用ドミトリーに泊まったのですが、広い1部屋に30人一緒というスタイル。階段を下りたベースメントには男女相部屋のドミトリーがあるのですが、こちらは40人くらい一緒ということらしいです。ここはジャスパーの町中から外れているため、町へちょっと出るにもSun Dog Tour(サンドッグツアー)というところが運行しているシャトルバス(片道$3)を利用せねばならず、車がない場合にはちょっと不便かも知れません。町へ食料を買いに行くだけで往復分$6ものお金がかかってしまいますからね。ユースホステルに泊まっている車所持者に相乗りさせてもらうかヒッチハイク、もしくは体力のある方はレンタサイクル、歩き(!)というのも手かもしれません。もし、一人旅というわけではないのなら、ジャスパーの町中にあるツーリストホームと呼ばれる民宿のようなタイプの宿に泊まるほうが場合によっては安上がりになるかも知れません。実は私もジャスパーに滞在中3泊はツーリストホームを利用し、なかなか快適に過ごせました。ツーリストホームに関する情報はこちらを参考にしてみてくださいね。
| ユースホステル前で車をヒッチハイクしてウィスラー山のトラムウェイ山麓駅へ。ユースホステル前の道路を登っていく車はほぼみんなウィスラー山のトラムウェイが目的なのでヒッチハイクも簡単でした。ま、歩いていってもたいして時間はかからない距離ではありますが・・・。ウィスラー山(標高2,464m)へは行きは歩いて登り、帰りはトラムウェイにただ乗りして下りてこようかとも思ったのですが、往復ともチケットチェックがあるということだったので結局、トラムウェイを使いました。(チケット代$19。この料金の高さが悩んだ理由です。)そして山頂駅からさらにトレイルを登っていくとすばらしい眺めが見られます・・・ということで歩きだしたのですが、足場は砂地の道で急だし息もきれてきて、かなり登りにくかったです。下りはすぐに山頂駅まで降りてこられるのですが・・・。約1時間ほどかかってトレイルの終点へたどり着くと、涼しすぎるくらいでウィンドブレイカーを着ていて正解でした。 ウィスラーのあとはジャスパーの町へ行き、インフォメーションセンターで情報収集をしたり、スーパーマーケット(町中に2件あり。もちろん物価は高め。)で食料の買い出しなどをしました。 |
ピラミッド山をのぞむ |
トラムウェイで展望台へあがるとこの眺め |
山頂付近で咲いていました |
こちらも山頂付近で見ました |
雪にも触ってきました |
翌日はユースホステルで出会ったヨウスケとトロントで知り合った友達のサトシと共にパトリシア湖とピラミッド湖にハイキングに行きました。当時サトシはジャスパーに住んでいたので案内役です。ジャスパーの町から歩き出し、往復5時間くらい、距離はきっと約15Kmくらいあったはず・・・。昨日のウィスラー山の登りも効いていたので足がけっこう疲れて痛くなってしまいました。湖からの帰りにサトシがコットンウッドという沼地にビーバーダムがあるというので見に行ってきました。ビーバーの姿を見ることはできませんでしたが、ダムとビーバーが木をかじったあとを見てきました。このエリアのトレイルは馬で行くこともできるそうで、トレイルのあちこちには馬の落し物がありました・・・。歩くときは足元にも気をつけてくださいね。
パトリシアレイク |
ピラミッドレイクには貸しボートも |
コットンウッド沼地 |
真ん中あたりにある木ぎれの集まりがビーバーダム |
| パトリシア湖方面へのハイキングの翌日、マウントエディスキャベルとマリーン渓谷へ出かけてきました。前夜、ユースホステルでおしゃべりしたバンクーバー出身のIanが今日のハイキング仲間です。ジャスパーの町からは車でアイスフィールドパークウェイ(93号線)をレイクルイーズ方面に走り、途中で右折して旧道(93A)に入り、その後右手の山道を進んで行きます。この山道はけっこう幅が細かったです。マウントエディスキャベルの麓には氷河湖もあり、氷塊も浮いていました。湖の色はちょっと白っぽいというか白濁しているような色でした。(下の画像で確認できると思います。)約3時間の道のりでエンジェル氷河が目の高さに見えるキャベル・メドゥエリアに到着。下から見上げるよりも間近にエンジェル氷河が迫る感じで見え、こんなよい景色の中で食べる昼食は最高の贅沢でした。マウントエディスキャベルへは現地までの足がない人はツアーに参加して行くのがよいかと思います。その後に出かけたマリーン渓谷はジャスパーの町から車ならそう遠くありません。マリーン渓谷には入り口のピクニックエリア(駐車場)から渓谷沿いに6つの橋が架けられていて川を下る形でハイキングコースがあるのですが、マウントエディスキャベルのハイキングで少々疲れていた私たちは途中までで引き返してきました。お天気もよく、ハイキングにはよい1日でした。(疲れたけど・・・) | マウントエディスキャベル |
エンジェル氷河 |
マリーン渓谷 |
翌日、ユースホステルが満室でこの日以降の予約が取れなかったのでジャスパーのタウンサイトにあるツーリストホームへと引越しました。町へ下りるシャトルバスの運転手に宿の前で下ろしてもらうように頼みました。宿のチェックイン時刻より1時間ほど早く着いてしまったにもかかわらず、すぐに部屋に通してくれたのでありがたかったです。ここは宿泊代はチェックアウト時に支払うというシステムになっていました。私が通された部屋にはベット・ソファー・テーブル・サイドボード・クローゼット・TV・電子レンジ・冷蔵庫・コーヒーメーカーがあり、部屋を出ると私専用のシャワーとトイレがありました。出入口も宿のオーナーが使うのとは別にあり、気がねすることなく外出できます。ユースホステル暮らしに慣れていた私にとってはちょっぴり贅沢気分・・・。部屋で少しゆっくりした後、サトシが自転車を貸してくれるというので彼の家へ取りに行き、今日はサイクリングでオールドフォートポイントという小高い山というか、丘を目指しました。ここからはピラミッド山やアサバスカ川・ボベール湖などが見渡せる気持ちのいいポイントです。その後、ジャスパーパークロッジの敷地内を通りぬけ、ボベール湖・アネッテ湖・エディス湖を見に行きました。お天気もよく、サイクリングは気持ちのよいものだったのですが、長くこいでいると足とおしりが疲れてきました。夕方町へ戻り、食料品の買い出しと次に滞在するレイクルイーズへのバスを予約しておきました。
| ジャスパーの町の様子ですが、バンフとは違って小さな田舎町といった感じです。でも町には銀行もスーパーマーケットもファーストフード店もありますし、不自由はないです。そしてやはり物価は高めです。スーパーマーケットは町の中心から少し外れたところのほうが、値段はやや安めでした。私の宿泊したツーリストホームの部屋には台所がなく、夕食が作れなかったので外食もしました。ジャスパーピザプレイスというお店ではユースホステル会員証を提示すれば15%の割引が受けられます。このお店は店の半分はフルサービス(スタッフがオーダーをテーブルまで取りに来てくれ、サーブしてくれる)で半分はセルフサービス(オーダーはレジでして、番号が呼ばれたら自分で食べ物を取りに行く)になっていました。私は二人で夕食を食べに行ったのですが、(もちろんセルフサービスをチョイス)スパゲッティとピザが半分ずつのっているプレートとプーティンにコールスローがのっかっているものとソフトドリンクをチョイスしました。プーティンとはフライドポテトにとろけるチーズとグレイビーソースがかかっているもので、私にとっては時々食べたくなる一品なのです。濃厚な味を毎日食べるのは「太ることまちがいなし!」ですが、たまにならOKかな。あとはラ・フェスタというスペイン料理のお店で食べたつけあわせのパン(トマト・香草入り)がとてもおいしかったです。もちろんオーダーしたパエリヤとかもおいしかったですよ。貧乏旅生活をしている私にとってはここはあまり安くはなかったですが・・・。 | 遠くにはピラミッド山、眼下にはボベール湖などが広がる |
アネッテ湖 |
エディス湖 |
| マリーン渓谷までは行ったもののやはり、マリーン湖へも行かなくては!というわけで朝から出かけてきました。今日は周辺のトレイルを歩き、帰りにマリーン湖でのクルーズをするというのが目的です。夏の間はジャスパーの町からマリーン湖を結ぶシャトルバスが1日数本出ています。マリーン湖のクルーズだけならブリュースターなどが出しているツアーに参加するのもよいかと思いますが、トレイルも歩くなら時間が選べるシャトルバスを使うほうがよいでしょう。まずはBold Hills Trail(往復10.4Km)へ。このトレイルからはマリーン湖が見下ろせます。途中までは森の中を歩いていく道幅も広めのコースなのですが、途中から森林限界を超えるので木がなくなってしまいます。だからBold Hills(はげ山)という名前なのかな?最後の上りがきつかったけど、無事に到着!でも上に着いたら、雲行きがなんだか怪しくなってきて雨もぽつぽつ・・・。持参した昼食をさっさと食べて、早めに下山してきちゃいました。すると下のほうでは雨も降っておらず、天気も大丈夫そうだったので、このトレイルから分かれているMoose Lake Loop(2.6km)にも行ってきました。ここは森の中を歩いていく平坦なコースでした。なんか名前からして動物に遭遇しそうなのだけど、何も見ることはできませんでした。 | Bold Hills Trailより見たマリーン湖の眺め |
花もあちこちに咲いていました |
なんか名前からして動物が出そうなんだけど・・・ |
今回カナディアンロッキーエリア滞在では動物運には見放されている私。今までナマで見たのはシカ(数頭)とリス(数えられないくらい)くらいだけなんです。車窓からは黒熊とオオカミ(もしくはコヨーテ?区別がつかなかった。)、マウンテンゴートを見たのだけど車での移動だったため、あっという間に過ぎ去ってしまったからまともな写真は一枚もございません・・・。ま、性能のよいカメラも持っていないんだけどね。ロッキーマウンテンで動物の写真を狙うなら、一眼レフ・望遠カメラは必須アイテムでしょうね。あとは運しだい!
もちろん皮です |
もちろん剥製です |
上の写真はジャスパーの町で行われていたパークス(カナダ公園局とでも言うのかな?国立公園などの管理をしているところです)のイベントで展示されていたものです。「動物が見られなかったときのために保険、保険!」と言いながら写真に収めました。動物運のない私にはホントに保険が効いちゃったよ〜。
| カナディアンロッキーを紹介する写真には必ず登場するのがこのスピリットアイランドの風景。これを見るには約1時間半のクルーズを利用します。スピリットアイランドでは船から下船してその風景を眺めることができます。光線の関係で写真撮影は午後からがおススメです。 | このボートでクルーズに行きます |
絵ハガキなどで必ず使われているこの風景 |
スピリットアイランド |
8日間の滞在は割とよいお天気で過ごすことができラッキーでした。バンフのように観光地化していないジャスパー。毎日ここで過ごすのは娯楽が乏しいという意味では退屈かも知れないけど、旅でのんびりと訪れるのにはよい場所でした。もし今度、訪ねる機会があれば、ぜひ車で足をのばしてマウント・ロブソン州立公園にも行ってみたいです。
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