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QUEBEC CITY
| 2001年7月3日、大学の語学プログラムで約5週間を過ごしたニューブランズウィック州を離れ、ケベック州のケベックシティへと向かいました。フレデリクトンを14:50に発つバスに乗り込んでみると、乗客もまばらで2席使って横になり眠ることができてラッキー!でもこのバスは途中で郵便物を集配しながら進むというローカルライン。でもかかる時間が1時間ほど短縮できるという別便にするとケベックシティ到着は夜中の3時過ぎ・・・。バスターミナルで一夜を明かして宿代を浮かせるというのも手なんだけど、連れもいないし、はじめての場所だし、ここは安全第一で行くことに。ゆったりと座っていけたせいか、バスは思ったよりもケベックシティに早く到着した気がしました。(フレデリクトンに入った時はモントリオールから一気に来たから疲れちゃって・・・。)ケベックシティのバスターミナルは中心部をぐるりと囲んでいる城壁の外側にあり、モントリオール方面からの列車が発着するVIA鉄道のLa Gare-du-Palais(パレ駅)ともつながっています。夜11時過ぎに到着した私はタクシーで今夜の宿であるユースホステルへと向かいました。ユースホステルは城壁の内側、旧市街にあり、歩こうと思えば歩けない距離ではありませんが、重たい荷物を持ち、坂道を夜な夜な一人で歩くのはイヤだったのでタクシーを使いました。タクシー代はチップ込で$5.25支払いました。 | VIA駅とバスターミナルは隣同士にあります |
ユネスコの世界遺産歴史都市のモニュメント |
ケベック州の州都であるケベックシティはフランス植民地の中心となった街で、現在も住民の95%がフランス系でもちろん話す言葉もフランス語!モントリオールに着いた時も街で聞こえる会話はすべてフランス語だったけど、こちらの方がよりフランス色が根強い感じでした。大学のプログラムで一緒だったフレンチカナディアン達もケベックシティの方が英語を話せない人たちが多いって言っていたしね・・・。ここは北米唯一の城壁都市であり、旧市街の街並みが歴史的に価値あるものと認められ、1985年にユネスコの世界遺産に指定されました。 |
夜な夜なユースホステルに着き、チェックインしようとフロントに行くと、スタッフの第一声は「Oui」。(フランス語で「YES」)ま、こちらが英語で話し出すと相手ももちろんすぐ英語に変わりましたけどね。フレンチカナディアンの話す英語のアクセントには語学プログラムで慣れていたから平気でした。例えば彼らは「H」の音が抜け落ちやすいんですよ。そのため、病院という意味のホスピタル(hospital)がオスピタルに聞こえるため、意味がわからず「?」となったり・・・。フランス語のイントネーションのまま、英語を話す人がやはり多いので、英語の発音とは違う単語に聞こえたり・・・ま、このようなクセというのか、なまりというのかは日本人にも同じことが言えると思います。「R」と「L」の発音が苦手だったりしますからね。きっとむこうも私の話す英語は聞きづらいと思っているのでしょうね・・・。
そんなこんなでフロントでチェックインをしていたら、誰かが私の肩をたたくんです。振り返るとそこには約2ヶ月ほど前にワシントンDC(USA)のユースホステルで出会ったキャサリンがいて、ビックリしました!オーストラリア出身の彼女はUSAを列車で旅していて、ワシントンDCで話した時に「カナダにも行くと思うわ。」と言っていたけど、まさか国を越えてこんなところで再会するとは思っても見ませんでした。彼女は次の日には移動してしまうとのことで、ゆっくりと彼女の旅の話を聞くことができなかったのは残念でした。ニュージーランドを旅していた時にこのようなことは何度もあったとはいえ、広い北米での再会とは・・・世界は狭いものです。
翌日、まずPlace d'Armes(ダルム広場)の近くにあるインフォメーションセンターで地図や無料ガイドをもらうなどして情報収集。その後はシャトーフロントナックを中心とするVieux-Quebec(ヴィユー・ケベック)を散策しました。これは英語でいうならOld Quebec(オールド・ケベック)つまり旧市街ですね。ケベックシティの旧市街は城壁の内側にあり、多少のアップダウンはあるものの徒歩であちこち周ることができます。
奥にはフニキュラー乗り場が見える |
セントローレンス川が流れています |
シャトーフロントナック |
テラス・デュフランより |
310段の階段を越えると素晴らしい眺めがあなたを待っています?! |
公園の展望台よりセントローレンス川 |
この街のランドマークであるホテル、Chateau-Frontenac(シャトーフロントナック)はフランスの古城を模したデザインで間近に見るそのたたずまいはやはり素晴らしかったです。シャトーフロントナック前から川沿いに張り出した遊歩道であるTerrasse Dufferin(テラス・デュフラン)をのんびりと散策するのもよいと思います。日暮後にライトアップされたシャトーフロントナックもなかなか幻想的でしたよ。川に向かって右に進んでいくとPromenade des Gouverneurs(総督の散歩道)と呼ばれている階段状の遊歩道があり、Parc des Champs de Bataille(戦場公園)へ行くことができます。戦場公園のすぐ隣にはシタデルもあります。ロウワー・タウンからシャトーフロントナックを見上げる風景もいい感じです。この場合の写真撮影は午前中の方がおすすめです。
| ダルム広場周辺には内部のドームが美しいホーリー・トリニティ・アングリカン教会や内装の金色がまばゆいノートルダム大聖堂などがあります。またRue du Tresor(トレゾール通り)には絵画をたくさん売る店などもあったり、Rue Sainte-Anne(サンタンヌ通り)には似顔絵書き屋さん(こんな表現でいいのか?)がいたり・・・と面白いエリアです。周辺にはテラスを出したレストランなどもあります。今日の昼食はRue Saint-Jean(サン・ジャン通り)にあるお店でハム・チーズ・卵の3つのトッピングでクレープをいただきました。日本では生クリームやフルーツなどのトッピングで食べるデザートクレープがおなじみだけど、主食として食べるクレープもなかなかおいしいねぇ。Marche(マルシェ)と呼ばれているスーパーマーケットなどでデニッシュ系のパンやバケット、クロワッサンなんかがたくさん売られているのを見ると「ああ、ここはフランス圏。」とか思ってしまう私なのでした。モントリオールでもあちこちにおいしそうなパンを売る店があったしね。 | テラス席のあるレストラン |
ホーリー・トリニティ・アングリカン教会内部 |
ノートルダム大聖堂内部 |
サンタンヌ通りの似顔絵書き屋さん |
風景画などを売る店が並ぶトレゾール通り |
絵筆を走らせている人も |
昼食に食べたクレープ |
| 今日は語学プログラムで知り合ったケベックシティ出身のMartineと会い、街をいろいろ案内してもらいました。ちょうど今日はQuebec Music Festivalの初日ということで街も人が多く、ダルム広場をはじめ、旧市街のあちこちで大道芸人がパフォーマンスをやっていたりして賑わっていました。夜は野外コンサートもあるというので一緒に行くことにしました。昼食には彼女のおすすめのpoutine(プーティン)をテイクアウトして食べてしまいました。前日のクレープに引き続き、貧乏旅行にしてはリッチな食生活が続いています。あ、この場合のリッチは金銭面のことだけではなく、その食事がチーズや油をたっぷり使っているという意味でのリッチです。プーティンとはカナダ東部の有名な食べ物でフレンチフライに茶色いグレイビーソースとチーズがかけられています。こんなの毎日食べていたら、そりゃ体に悪いでしょう・・・。でも、私はたまに食べたくなっちゃって、トロント滞在中にも何度か買いました。みなさんもチャンスがあれば一度トライしてみては? | 時々、食べたくなっちゃうプーティン |
Porte Saint-Louis(サン・ルイ門) |
メイン通りのひとつであるサン・ルイ通りにて |
プチ・シャンプラン地区へ降りていく階段 |
![]() 狭い道の両側に店が立ち並ぶ |
旧市街のがけ下に広がっているプチ・シャンプラン地区にはレストランやカフェ、ギャラリーやおみやげ物を売る店が狭い道の両側に建ち並んでいます。Place Royale(ロワイヤル広場)という小さな広場のあたりがこのがけ下の街の中心。ロワイヤル広場に面してEglise Notre-Dame-des-Victories(勝利のノートルダム教会)があります。ロウワー・タウンから旧市街へ戻る時はフニキュラーと呼ばれるケーブルカーを使うとよいです。(片道$1.50)ロウワー・タウンに広がる急勾配のカラフルな屋根の景色が箱庭のように見えますよ。
| 旧市街に戻って砦の4つの出入口のひとつ、サン・ジャン門の近くにあるParc de-l'Artillerie(アルティユリ公園)あたりにやってきました。アルティユリとは砲兵隊のことだそうです。すると偶然にも砲兵隊のデモンストレーションに遭遇しました。まさか本当に撃つとは誰も思っていなかったのに、空砲を「ズドン!!」とやったから、かなりびっくりしちゃいました。ところでフランス兵のかぶる帽子って横長なのね。イギリス兵は縦長だけどね。ケベックシティは古くからフランスとイギリスの植民地支配争奪の戦いが繰り返された街なのです。イギリス支配下の時代を経た現在も、多くのフレンチカナディアンはカナダからの独立を望んでいるんだとか・・・。 | アルティユリ公園 |
この後、空砲の音に驚いた私 |
いっちにー、いっちにー |
気を付けっ |
![]() そういやナポレオンの帽子も横長だったな |
城壁の外側に広がる新市街はアッパー・タウンと呼ばれ近代的な市街地を形成しています。西へ伸びるGrande Allee(グラン・ダレ)がメイン通りとなっています。並木通りの両側にはテラス席のあるレストランやギャラリーなどが並びます。城壁のすぐそばにはケベック州議事堂があります。ここも外観の写真を撮るなら午前中がよいでしょう。内部を見学する無料ガイドツアーもあるようです。
サン・ルイ門から伸びるグラン・ダレにある石造りの邸宅 |
マクドナルド(中央)も落ち着いた感じ |
私はフランスに行ったことはないのでホントのところはよくわからないのだけど、街の雰囲気はやはりヨーロッパを感じさせます。ケベック州はカナダの他の州とは違う独特の雰囲気が漂っています。街行く人々も、おしゃれに見える気がするんですよね。少なくともトロントの人たちよりは・・・なんて言ったらトロントの人たちに失礼かな?
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