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SEOUL

2003年10月11日、この日から日本は体育の日の祝日をからめた3連休。私は1日余分にお休みをとり4日間の日程でソウルへ行ってきました。ワーキングホリディ滞在でカナダにいた時に、トロントのコリアンタウンで韓国料理のおいしさにめざめていた私は、初訪問の韓国ソウルで「本場のおいしいモノをたらふく食べまくってくるぞ〜。」と意気込んでいたのでした。今回の旅のパートナーはカナダで出会ったトモミ。彼女も韓国料理は大好きで、トロントでも何度か韓国料理店に出かけていた仲。彼女も今回の食べまくりの旅には、かなりの気合をいれての参戦なので、相手にとって不足なしです!(笑)
今回の旅はちょっと変わった方法でソウルまで行くことにしました。JRを使って下関まで行き、そこからフェリーに乗って釜山(プサン)入り、その後列車に乗り換えてのソウル入りとなります。このルートや切符についての詳しいことは、「準備から出発まで」編に書いていますので、そちらを参考にしてくださいね。なお、文中の韓国ウォンの金額を日本円にする場合は、単純に「0」をひとつ取ってもらえば、だいたいの価格に相当します。
当日の朝、トモミとはJR新大阪駅の新幹線ホームで待ち合わせです。連休初日とあって、たくさんの行楽客がホームで列をなしていました。特に西へと向かうのぞみ号はどの列車も満席の様子。うん、やっぱり指定席で行くのが正解だったね。トモミは名古屋から自由席利用だったのだけど、なんとか米原で空席にうまくありつけたというメールでの報告が入りました。(普段は携帯電話を利用しきれていない私ですが、携帯電話ってこういう瞬間にかなり役に立つんだね〜。)トモミを乗せたひかり号も予定通り新大阪駅に到着。このあとは二人で後続のひかりレールスター号に乗り換えて、まずは小倉駅まで向かいます。このひかりレールスター号は、JR西日本の山陽新幹線になるのですが、座席は左右2列並びで座席の前後の幅もゆったり、そして広々としていました。JR東海の東海道新幹線でやってきたトモミに聞くと、こちらの方がずっとゆったりしていてよい感じだそう。東海道新幹線は利用客が多いから、何もしなくても客が来るけど、山陽新幹線ではちゃんと営業努力をしないと厳しいのかな。ま、最近は航空会社との競争が激しくなっているから、東海道新幹線ものん気には構えてないだろうけどね。 ひかりレールスター号


ひかりは西へ向かいます
そして車内でのお楽しみは何と言っても「駅弁」。海外へ行くんだけど、国内旅行の感覚が味わえるのが今回の旅の面白いところですね。私はあらかじめ新大阪駅の構内にある売店で、季節のお弁当である「秋鮭の親子ごはん」(\1,000)を購入、トモミは車内で「あなごめし」(\880)を購入。ウマウマ♪
秋鮭の親子ごはん


秋鮭の親子ごはん
あなごめし


あなごめし
二人で駅弁を「パクパク」、おしゃべりに「ペチャクチャ」していたら、小倉駅に到着。新大阪駅からはあっという間の約2時間半でした。小倉駅からは在来線に乗り換えて、下関駅へ。下関駅前には15:00前に到着。もう既にフェリー乗船のためのチェックイン手続きがはじまっていたので、まずは下関港のフェリーターミナルへ向かいました。下関駅からフェリーターミナルまでは駅前のエスカレーターを上がって、連絡通路を歩いていくと10分くらいの距離でした。ちょっとわかりづらいけど、左下の画像で目の前の通路を歩いて行くと、右側に下関港国際ターミナルがあります。ターミナルはまだ閑散としていましたが、韓国人利用客が日本で買い出ししたであろう食品などのダンボール箱が、待合室のあたりにいっぱい置かれていました。なぜか「ゴマ油」のダンボール箱が多かったな。「ゴマ油」は韓国では高級品って聞いたけど、普段使いなら日本製の方が安くてよいのかしら?
乗船手続きですが、チケット販売の窓口へ行くと、乗船申請書という用紙を渡されるので、それに記入。記入することは名前や住所、パスポート番号、韓国内での住所(私たちはソウルのホテル名を記入しておきました。)などでした。記入した申請書とパスポート、日韓共同きっぷを渡すと乗船券に引き換えてくれました。もちろん1番お安い2等Bのチケットです。乗船券のチケット単価のところには「6,000」と書かれていたけど、「\6,000」ってことかな。新幹線代とフェリー代と韓国の列車代とを考えると、この日韓共同きっぷって、けっこうな額の割引がされている様子・・・。窓口では、旅客ターミナル使用料として大人\600もあわせて支払いました。これでチェックインは完了!フェリーへの乗船開始時間は18:00からなので、まだ時間もたっぷりあるし、下関駅の周辺をぶらつくことにしました。その前に、この手荷物をなんとかしなきゃ・・・さっきの窓口で聞いてみると、ターミナル内にはコインロッカーがないとのこと。が〜ん。結局、また下関駅まで戻って、駅構内のコインロッカーに荷物を預けました。こんなことなら、駅に着いてすぐに預けておけばよかったよ。あ、利用料が\300もする・・・。 JR下関駅の看板


下関に到着!
下関駅前


駅前の高架通路を右へ行くと→
下関港国際ターミナルの建物


下関港国際ターミナルです
下関駅からの連絡通路をずっと進むと前方にタワーが見えています。(上の画像参照)これは「海峡ゆめタワー」というもので1996年に関門海峡のランドマークとして建てられたものだそうです。最上階の30Fと28Fには展望室があって、360度の眺望が楽しめるとのことだったので、ちょいと出かけてきました。展望室から眺めた関門海峡の方角には、意外とたくさんの船が行きかっていました。また、2003年のNHK大河ドラマ「宮本武蔵」で話題の巌流島なんかも見ることができ、タワー内部でも「宮本武蔵」にちなんだ展示がありました。他には、下関といえば・・・のフグも食べられるレストランやお土産を売る店などもありました。こちらの入場料は大人\600でした。
海峡ゆめタワー


シースルーエレベーターで最上階へ
港に停泊しているのが今夜乗るフェリー「星希号」


下関港国際ターミナル方面
中央の島が巌流島


中央に巌流島
関門海峡


関門海峡
ゆめタワーの後は駅前に戻り、しばし休憩。アイスコーヒーとシュークリームでおやつタイムにしました。駅前にはスーパーマーケットのダイエーや百貨店の大丸もあり、今夜のフェリーでの食料買い出しなどにはまったく困りません。他には、私たちが休憩したコーヒースタンドのプロントやスターバックス、ロッテリアなどのファーストフードのお店もありました。私たちもダイエーで飲み物やお菓子を買ったり、大丸で夕食用のお弁当と翌日の朝食用のおにぎりを仕入れておきました。ちなみに大丸では17:30を過ぎると「五半市」と銘打って、ご飯もの(お弁当類やおにぎり)を割引価格で販売していました。タイミングよくって、ラッキー!お弁当やお惣菜類はスーパーマーケットよりも百貨店の方がいろいろなバラエティがあってよかったですよ。
18:00になり、ターミナルへ行ってみると、けっこうな人数が乗船のために列をなしていました。韓国人の方が多いくらいで、既に気分は釜山?列に横入りしてくるおばちゃんがいたけど、あなたは団体客だから、入口が別なんだよ。戻って戻って!韓国の人は列の横入りは当たり前って聞いていたけど、いきなり目の当たりにしちゃったよ。それにみんな、なぜかすごい荷物を持っているし。何かの買い付けにきた人なのかなぁ?まずは個人の乗船客から順に出国審査を受けて、乗船していきます。出国に際して私は何の質問を受けることもなく、スタンプをもらって無事通過しました。パスポートに押された出国スタンプは「KANMON(関門)」になっていました!出国審査を通ると、小さな免税店もあったりして、なんだかやっと海外に行くんだな〜って気分になってきました。
船内に入り、まずは今夜の寝床となる2等B室の「110」の部屋を探します。ありました、ありました。ちょっぴりドキドキしつつ、中に入ってみると既に3名ほどの先客が・・・韓国人のおばちゃん1名と、下関に住む日本人の女の子たち2名。そして私たちのあとに夫婦らしき2名もやってきました。どうやら満席ではないようなので、スペースも広く使えそうです。「110」は部屋というか、大部屋の区切られたセクション番号といった感じで全体では40名以上くらいの定員の部屋になっていました。1人1人に枕とブランケット2枚とマットレスがあり、入口には靴箱、ごみ箱、そして部屋にはロッカー、TVがありました。また部屋全体で更衣室が1ヶ所ありました。更衣室といっても、デパートなんかの試着室のようなカーテンで仕切られているだけの小さなコーナーでしたが。部屋の外にはトイレと大浴場もありました。大浴場には団体客が食事をしている間に行き、ひとっ風呂浴びてきました。さっき団体客への食事の案内放送が流れていたから彼らが食事を終えちゃうと、大浴場も混み合うだろうからね。大浴場は、たっぷりお湯も使えて十分な設備でした。浴室の更衣室の窓のカーテンをちょっぴり開けて、夜の下関の街を見てみると、さっき上って来たゆめタワーと関門海峡に架かる橋がライトアップされていてキレイでした。他に船内にはレストランやラウンジ、はたまたカラオケ設備などもあり、思っていたよりもキレイだったのでびっくりでした。なんとなくもっとボロいものを想像していたもので・・・。ラウンジにあった飲み物の自動販売機は、日本のメーカーと韓国のメーカーのものがあり、日本メーカーの自動販売機を利用するには日本円で、韓国のものは韓国ウォンの利用が可能でした。私はビールを飲まないので相場がよくわからなかったのですが、トモミによるとアサヒスーパードライの500ml缶が\250は安い!とのことでした。もちろんソフトドリンクの自動販売機もありましたよ。こちらは日本の街中で買うより、少し高かったかな。
10名でひとつのセクションを利用する感じでした


消灯は22:30でした
フェリーの2等B室


全部で3つのセクションに分かれていた
2日目。昨夜の消灯後、日本の海域を出たあたり(?)から船がけっこう揺れていました。一緒のセクションだった人によると、部屋の外の廊下をまっすぐ歩くのが難しいくらいに揺れていた時もあったらしいです。天気予報では釜山の天気は曇りとのことだったけど、海上のコンディションはまた違うからなぁ。二人とも念のため、酔い止め薬を飲んでいたのですが・・・。私はなんとか眠気の方が勝っていたためか船酔いすることなく、釜山へたどり着けたのですが、相方のトモミがかなりヘビーにやられてしまっていました。彼女いわく、「今までの人生で最低な悪夢の一夜」だったそうです。1晩中眠ることができず、トイレを何度も往復し、スポーツドリンクを何本も空にしつつ、ずっとラウンジで座っていたとか・・・。うーん、今回の船旅に誘って、可哀想なことしちゃったな。「私は船乗りには絶対なれない。」と断言していたトモミでした。でも下船してようやく少し気分もマシになってきたみたい・・・。
釜山港


朝の釜山港・・・お天気があまりよろしくないです
釜山港ターミナル


釜山港ターミナル
入国審査も何ごともなく通過し、銀行で日本円を韓国ウォンに両替。本日のレートは100円が1,034ウォンでした。とりあえず30,000円を両替すると、310,200ウォンになりました。そこから100,000ウォンを二人の共同のお財布に入れて、交通費や食事代などはここから支払うようにしておきました。2人のお財布に200,000ウォンもあれば残り3日間を十分過ごせるかな?次はセマウル号に乗ってソウルへ行くために、釜山駅に向かわなければなりません。釜山港から釜山駅までは、地下鉄の中央洞(チュウアンドン)駅から1駅の距離。荷物もあるし、タクシーを使うのもいいかと思ったけど、トモミも風に当たりながら行きたいというので、歩きで中央洞駅へ行くことにしました。中央洞駅までは徒歩でもそんなに遠くないとのこと。釜山港の観光案内所で無料の地図を手に入れ、地下鉄駅へ向かって歩き出しました。しばらくすると、なぜか迷彩服を着ているお兄さん(軍人?)に出会い、彼が「どこに行くの?」と英語で話しかけてきました。トモミが「ステーション(駅)」というと、「釜山駅までは遠いから歩いては行けないよ。タクシーで行くのがいいよ。」とのこと。うーん、わかってるんだけど、あえて最寄駅までは地下鉄を使って行こうかと思ってるんだけど・・・と思いつつ地図を出して、「地下鉄の中央洞駅に行って、地下鉄で釜山駅まで行くつもりなんだけど。」と言うと、「あ〜、でもここから釜山駅までタクシーを使って行って2,000ウォンくらいだよ。二人で地下鉄を使っても700ウォン×2=1,400だから、そんなに変わらないよ。もしタクシーにするなら、今僕がひろってあげるよ〜。」と言ってきたので、お言葉に甘えてタクシーをひろってもらうことに急遽、計画変更。お兄さんはタクシーを停めてくれ、運転手さんに「この子ら、日本人やねんけど、釜山駅まで行きたいって言うてるから、連れてったって〜。」(なぜか大阪弁にて勝手に推訳)と話してくれ、運転手さんも「ネー」(韓国語:YES)というわけで、いきなり釜山で初タクシー乗車となりました。韓国のタクシーには一般タクシーと模範タクシーと大型タクシーいうのがあって、初乗り料金などの違いがあるんです。台数は少ないのだけど、大型タクシーは最大8人まで乗れるのでグループだとお得です。その料金体系などは模範タクシーと同じとのこと。ちなみに他の2つのタクシーの違いは以下の通り。
車のタイプ 料金制 相乗り その他
模範タクシー 黒塗りで2,000ccクラスの大型車。屋根の表示灯は黄色 初乗りは3Kmまで4,000ウォン。その後は205mごと、または50秒ごとに200ウォンを加算 なし 深夜料金はなし。日本語・英語が話せる運転手もいる。観光客向け
一般タクシー シルバーや白の中型車。屋根の表示灯は青色か白色 初乗りは2Kmまで1,600ウォン。その後は168mごと、または41秒ごとに100ウォンを加算 あり 深夜0:00〜早朝4:00までは20%の割増料金となる。道をよく知らない運転手もいたり・・・
釜山駅に着き、料金を払って(1,900ウォンでした)「いざ、駅の中へ!」と歩き出すと、運転手さんにクラクション鳴らされちゃった!「ごめーん。ドア閉めるの忘れてた!!」(笑)ここは日本じゃなかったんだ〜。それにしても、韓国はタクシー代が安いなー。
釜山駅も休日のせいか、すごく人が多かった〜。えっと行き先を確認して、ちゃんとセマウル号ソウル行きって書いてある?うーん、いきなりハングルの洪水だな。当たり前だけど・・・。よし、「セ・マ・ウ・ル。ソ・ウ・ル・・・と。3番線からの発車だな。」トロントで一緒に住んでいたシェアメートに韓国語をちょっと教えてもらっていたのが、役に立ってるぞ〜。釜山からソウルまではセマウル号で約4.5時間です。釜山からしばらく走ると、車窓からの風景は日本の田園風景と変わらない。田んぼは黄金色になっていて、もうすぐ稲刈りがはじまるんだろうな。セマウル号の車内は左右に2列シート、そしてTV付でした。(何を言ってるかわからないけど・・・)とりあえず2人とも車内ではよく寝ました。前夜の悪夢から醒めたトモミはなおさらのこと・・・です。たっぷり寝た後は、食堂車に行ってみたけど、食事メニューは10,000ウォンもする幕の内弁当みたいなものしか残ってなかったので、飲み物だけ注文しました。オレンジジュースとカプチーノで合計6,000ウォンだったから、これも行楽地価格・・・というか車内価格はやっぱり高いですね。でも日本ではなくなってしまった食堂車の雰囲気っていうのは味わってきました。
セマウル号


セマウル号
行き先案内


釜山発ソウル行
セマウル号座席


座席はゆったり2列シート
セマウル号食堂車


食堂車もありました
ソウルに近づいてくるに連れて、車窓からの風景はビルが多くなってきました。漢江というソウル市内を流れる大きな川を越える時には、大韓生命63ビルという金色の高層ビルが左手に見えました。そして14:30頃にソウル駅に到着!やはりソウルは人も多いし、大都会っていう感じですね。ソウル駅からは地下鉄4号線に乗って、今夜の宿の最寄駅である明洞(ミョンドン)駅に向かいました。ソウルの地下鉄網は発達していて、旅行者にも使いやすい!時間も読めるし、値段もお安いです。(近距離が700ウォン。観光客の訪れるような主要なポイントなら、たいていは700ウォンでOKです。)地下鉄を下りて地上へ出ると、あらら、雨がぽつぽつ降り出してきちゃった。今夜の宿の「明洞iTEL」は明洞駅の10番出口から歩いてすぐのところにあり、ホテルの向かいにはコンビニエンスストア(セブンイレブン)もあるし、買物や食事にも困らない明洞エリアにあるからとっても便利、また東大門(トンデモン)や南大門(ナンデモン)へも同じ地下鉄のラインで1本で行けます。お部屋はシングルベッドが2つあるツインルーム。部屋には電話、TV、エアコン、冷蔵庫、ドライヤー、服をかけておけるハンガーラック、変圧器もありました。また冷蔵庫には空のボトルがおいてあり、廊下にある給水機から自由に水をとって、冷やしておくことができます。フロントスタッフも親切で、日本語も話せます。チェックインした時も部屋まで案内してくれ、さらに部屋の電灯が暗くなっていたのに気づいて、「あら、ちょっと暗いですね。あとで交換しておきます。」とのこと。部屋に帰ってきたらちゃんと交換されていました。GOOD!こんなに便利がよくてキレイな場所なのに、ツイン1泊\5,190(税別)はお得なのでは?!
明洞iTELツインルーム


ツインルームのベッド
バスルーム


キレイなバスルームでした
15:00頃にホテルに着いてその30分後にはもう明洞散策へと出かけた私たち。食べたいと思っているサムギョプサル(豚三枚肉の焼肉)がおいしいといわれているお店やビビンバッ(まぜご飯)のお店なども発見しました。まずはミリオレというショッピングビルの近くにある売店でテレフォンカードを買いに行きました。テレフォンカードはおばちゃんに「イリボン?」(韓国語:日本)と聞かれたので、日本人かと聞かれたのかと思いうなずくと、日本へ電話をかけるのによいカードを探していたので、首を横にふり、「イーチョンウォンカードォ」(韓国語:2,000ウォンカード)というと、おばちゃんは「アー、イーチョンウォン。」と言って、ちゃんと2,000ウォン分のカードを買うことができました。よしよし。
その後は、明洞エリアをぶらぶらしていると、おいしそうなお店を発見!ガラス越しにキンパッ(海苔巻き)を巻いているおばちゃんが見え、中で食事をしている人たちもおいしそうにトッポギ(もちの唐辛子味噌炒め)なんかをつついてる・・・セマウル号での昼食を食べそびれた私たちは、ここに入ってみることにしました。えっと、食べたいものはラッポギ(トッポギにインスタントラーメンが入っているもの)とキンパッだね。早速オーダーをしなくては・・・店内に張られているメニューを必死で解読しようと試みる私。お?机の上に店員さんが伝票の冊子を置いていったぞ・・・。うーん、ラッポギはどこにあるんだ?よくわからないけど、ま、いいや。店員さんを呼びとめて指を1本立てつつ、「ラッポギ、イリンブン。キンパッ、イリンブン。」(ラッポギ1人分、キンパッ1人分)と言うと、「キンパッ、○△×※☆○×☆▲」と言われてしまい、訳がわからない・・・。「うーん。」と考えつつも、「きっとこれはキンパッの種類を尋ねているなー。」とひらめき、伝票を見て読むことができた「ソコギ。ソコギキンパッ。(牛肉のそぼろ巻き)」と言うと店員さんは伝票にチェックをして立ち去って行きました。ほっ。
こんな伝票が机におかれて・・・


おおお、暗号解読せねば(笑)
オーダー成功!


ソコギキンパッとラッポギを食事中
周りを見渡してみても、店内は若い地元韓国人ばかり。ここはお値段も安いし、ファーストフード感覚で気軽に食べられるのも人気なのかな?さてさて、運ばれてきました辛そうなラッポギとソコギキンパッ!お〜、赤いぞー、辛そ〜!でもおいしそ〜。上の画像で見えているスープは味噌汁みたいなもの、さらにタクアンとキムチはフリーで提供されるものでおかわりも自由です。二人ともおなかが減っていたので、パクつくこと、パクつくこと。んー、辛いもん食べて、やっと韓国にやって来たっていう実感が湧いてきたねー。今回の食事のお勘定はラッポギ3,500ウォンにソコギキンパッ2,500ウォンの合計6,000ウォンでした。ほら、やっぱり列車の中の飲み物は高かったよな〜。この後は、ロッテ百貨店の地下食料品売り場にちらっと行ってみたけど、日曜日の午後でしかも明日は休業日だからか、すごい人出でした。日本の百貨店の地階と変わらない雰囲気だね。
次は地下鉄に乗って、梨泰院(イテウォン)へ。日が暮れてきて暗くなってきちゃった。雨もさっきよりたくさん降ってるなー。ここは他のエリアよりも白人や黒人も多く見かけました。(近くに米軍基地があるからだとか?)このエリアでの目的は皮革製品のお店とスポーツ用品店。梨泰院のメイン通りに面していくつもお店が並んでいます。そのうち、1軒の皮革製品のお店に入り、いろいろ試着してみました。「着てみるだけなら、タダですし〜。」ってお店の人も言ってくれたし。(笑)シンプルなデザインの羊革のテーラードジャケットが欲しいんだよな。日本で買うと羊革はかなり高いらしいんだけど、ここソウルではお安く買えるんだとか。このお店によると既製品のジャケット・コート(羊革)は\18,000〜\48,000くらいとのこと。既製品の価格よりは高くなっちゃうけれど、自分だけのオーダーメイドをすることも可能なんです。ソウルで受け取ることが出来なくても、ほとんどのお店はできあがった品物を日本へ送ってくれるとのことです。(送料は実費)トモミも日本から雑誌の切りぬきを持ってきて、「こんなデザインで、こんな革のものが欲しい。」とお店の人にリクエスト。でも要望の種類の革がちょっと特殊だったらしく、在庫があるかどうか今はわからないらしくって、探してみるとのこと。結果は明日、ホテルへメッセージ残しますのでと言ってくれ、なかなか親切なお店だったな。ちなみに私が試着して「いいな。」と思ったジャケットは30%引き価格で\30,000と言われました。うーん、もちろんその品質から考えれば安いんだろうけど、\30,000を「ぱっ」と支払うには躊躇しちゃうなー。んー、悩むけど、まだソウルに着いた1日目だし、明日は衣類が安く売っているという東大門市場(トンデモンシジャン)エリアにも行くし、ちょっと考えてからにしよっと。決められずに店を出た後は、ナイキやアディダス、ノースフェイスなどのスポーツショップをうろうろしました。
そろそろ夕食時間だ!夕食は東大門エリアにあるヘムルトルソッパッ(海鮮石焼ご飯)のお店で食べようとチェックしていたので、梨泰院から東大門へ移動しました。雨もまだ降っているし、ここはタクシー利用がいいだろうということで、ソウルで初のタクシーにチャレンジ。今朝は地元のお兄さんに停めてもらったけど、今回は2人だけ・・・ちょっとドキドキしつつも、梨泰院のメイン通りでタクシーをひろって、お店の住所が書かれた紙を見せながら、「ヨギカジカジュセヨ」(韓国語:ここまで行って下さい)と言ってみたのだけど、運転手さんは住所の場所がよくわからない様子・・・。さらに地図も見せてみたけど、なんだかまだわかっていない様子・・・。運転手さんが何かしゃべってくるのだけど、今度はこちらがそれを理解できない・・・。「うーむ。」仕方がないので、「トンデモン・・・」と言うと「ミリオレ?」とファッションビルの名前をあげてきたので「ま、そこからは歩いていくか。」と思い「ドゥータ」と別のビルの名前を言ってそこに連れてもらいました。うう、やはり即席コリアンだから、会話も突っ込まれるとすぐに化けの皮がはがれてしまう・・・。(笑)ま、とりあえず、なんとか東大門まで連れてきてもらいました。そしてまずは「ドゥータ」前の公衆電話から今夜行く予定の汗蒸幕(ハンジュンマク。韓国のサウナ。)のお店に予約とピックアップの電話を入れておき、その後は地図を見ながらお店を探しつつ、歩きはじめました。えっと東大門の角を曲がって・・・と歩き出して約10分。お店は割と簡単に見つけることができました。「なんだよー、あのタクシーの運転手。地図を見て私たちがちゃんと来れるくらいなんだから、近くまで来れたはずだろうに・・・。探すのが面倒だっただけか?」
町の食堂といった感じのお店に入ってみると、先客は1組だけ。日曜日の夜だし、もうのんびりとした時間帯に入っていたのかな?目的のヘムルトルソッパッを2つ注文して、待つこと約15分。この料理は石焼の器にたくさんの具がのったご飯が盛られて出てくるので、時間が少々かかるんです。そして他にもサイドディッシュが7種類も出てくるんです。このおかずだけでも十分おなかがいっぱいになりそうだー。さてさてメインのヘムルトルソッパッにはその名の通り、エビとかカキとかがたっぷり。さらにこの季節だけなのでしょうか?栗も入っていておいしかったよ。まずは石焼の器からご飯を適量移して、右の画像中央でスプーンが入っているカンジャン(韓国の醤油みたいなもの)を垂らして食べるんだけど、お店のおばちゃんが私たちに食べ方を教えてくれたりして優しかったよ。最後は石焼の器に水を入れておこげも楽しむのです。お店の大将のおっちゃんもお会計の時に「おいしかったですか?」って日本語で話しかけてくれて、なんか素朴で味のあるお店でした。ふぅ、満腹! ヘムルトルソッパッ


ヘムルトルソッパッ
夕食後はまた「ドゥータ」に戻って、ビルの前にあるネスカフェのコーヒースタンドで飲み物を買い、飲みながら近くのベンチで座っていたら「Hirokoさんですか?」と汗蒸幕のスタッフに声をかけられました。まだ約束の時まで時間があったし、「ほけーっ。」と2人してくつろいでいたもんだから、そのスタッフも私たちが待ち合わせの日本人とはわかりづらかったみたい。汗蒸幕の情報をインターネット経由で印刷した紙をトモミが眺めだしたところで、そのスタッフは私たちだと気づいたらしいです・・・。「私たち、そんなに風景になじんじゃってましたかね?」と聞いてみると、彼いわく、待ち合わせの日本女性の見分け方は、「眉毛の太さ」だそうで、韓国の女性は細くしている人が多いそう。日本人の方が太めだとか。でも今回はトモミの眉毛が少し細かったし、「韓国人かも?」と思ったのだとか?それに普通、待ち合わせの人は辺りをきょろきょろうかがっているのに、私たちは堂々と座っていたからわからなかったそうです。わはは、我々はなじみすぎ?いや、「待ちあわせの時間まで余裕があったから。」ってことにしておいてくださいな。(笑)
「じゃあ、お店へ行きましょう。」とスタッフに案内され車で汗蒸幕のお店へ。このスタッフも日本語が上手で、なかなか面白いお兄さん。私も「ジョワッ。カジャ〜!」(韓国語:よし、行こう!)とちょっぴり韓国語で応戦。これは友達同志のカジュアルな韓国語会話なので、お兄さんも「どこで習ったの?」とビックリ。トロントのシェアメートに教えてもらった会話がまた役立ちました。
ここからはマル秘なので(笑)、画像はないのですが、私にとっては初めてのアカスリ体験、そしてサウナにパックに・・・と盛りだくさん。基本コース(約1.5時間)には、入場料+マッドペインティング+玉サウナ+炭サウナ+汗蒸幕+ゲルマニウムと紅参のお風呂+アカスリ+全身オイルマッサージ+顔パック(キュウリ)+シャンプーが含まれていて、お値段は、80,000ウォン。私たちはインターネットのサイト経由で印刷したクーポンを持参したので、この値段からさらに15%割引+お粥のサービスがありました。さらに、実は私はキュウリが苦手なので、替わりのもので顔パックをしてもらうようにお願いすると、「では海草パックにしますので。」という快い返事もいただけました。まずはシャワーを浴びて次に汗蒸幕で汗を流します。マッドペインティングとよばれていた泥のパックをしたりした後にサウナに入ったり、お風呂に入ったりして、最後のアカスリでは、出るわ出るわの消しゴムのカスのような垢。(汚くってゴメンね。)でも全部終わったあとはさっぱりすっきり。頭の先からつま先まで、つるつるぴかぴかになったような気がしました。気持ちい〜い!そして帰りも車でホテルまで送ってもらえて、あとはもう「寝るだけ〜。」の状態で帰ってきました。部屋に入る前にホテルの前のセブンイレブンで私はバナナ牛乳700ウォン、トモミはアロエファームという名のアロエ飲料1,000ウォンを買って帰りました。「明日も遊んでおいしいもの、食べるぞ〜。」と意気込みつつ、ソウルの1日目は過ぎていきました。
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