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WORKING HOLIDAY

《現地生活編》

2001年5月からカナダでワーキングホリディ滞在をしていた私が毎日の生活の中で気づいたことを現地から書いていたこのページ。2002年11月の帰国後、当時の滞在を振り返って思い出したことやちょっとした思い出や経験なども加えて、気まぐれに紹介していきます。また当時、トロント滞在中の私が体験したフェスティバルなどの様子はワーキングホリディ現地生活編−トロントにてお届けしています。ワーキングホリディビザでの渡航を考えている人をはじめ、これからカナダに出かける人たちの参考になればいいな。
まずは、私のカナダ入国から帰国までの足どりを紹介します。
2001年5月にカナダ(トロント)に入国して1週間程過ごした後、オタワ・モントリオールを旅しました。そして5月中旬よりニューブランズウィック州のフレデリクトンというところで5週間の英語学習のプログラムに参加しました。終了後、そこでできた友達2人と共にプリンスエドワード島とノバスコシア州を10日間旅してきました。その後、ケベックシティに寄ってから7月初旬にトロントに再び戻ってきました。2001年10月下旬、さらに6か月分のワーホリ延長ビザも無事に手に入れました。2002年5月上旬でワーキングホリディビザでの滞在を終え、さらに6ヶ月のビジタービザで引き続きトロントに滞在。2002年7月から8月にカナディアンロッキー方面を中心に旅に出かけてきました。2002年9月にはモントリオール方面へのプチ旅行などを楽しんだ後、2002年11月、日本に帰国しました。
語学学校へのリンク エンターテイメントへのリンク 買物へのリンク 食べ物へのリンク
フラット生活へのリンク 仕事へのリンク その他へのリンク

語学学校
私が今回のカナダ滞在中に通った語学学校や語学プログラムなどについて書いてみました。以下はあくまでも当時の情報なので、興味のある方は必ず最新情報をご自身で調べてみてくださいね。
ELP
ELP
当初の予定ではカナダ滞在中に語学学校へ通うつもりはまったくなかったのですがひょんなことからELPのことを知り、興味を持ってしまった私。なんだか他の学校と勉強方法も違っているようだし、厳しそうだけど面白そうかも・・・?!そんな好奇心からこのプログラムに参加することにしてしまいました。ELPというきっかけがなければニューブランズウィック州はきっと旅の途中で通り過ぎるだけの場所になっていたかも知れません。このELP、正式にはEnglish Language Programmeといい、カナダ東部のニューブランズウィック州フレデリクトンにあるUniversity Of New Brunswick(ニューブランズウィック大学。以下UNB。)の語学教育課程なのです。まずはUNBのもつウェブサイトのチェックと資料請求をするところからはじめました。ELPの事務スタッフはメールでの問い合わせにも親切に答えてくれましたよ。(出発までのいろいろな準備の様子はワーキングホリディカナダ準備から出発までをどうぞ。)UNBでは通年でさまざまな形の語学プログラムを実施しているのですが、私が参加したものは1953年から行われているという英語トレーニングコース(5週間)で、別名「SUBMARINE(サブマリン)コース」とも呼ばれています。このコースが「サブマリン(潜水艦)」と呼ばれるわけは、ELPという名の潜水艦に乗りこんだ参加者が英語の海に「ドボン」と飛び込み、その海深く沈んで生活しながら英語を学んでいく、というコンセプトからなのです。そう、朝から夜まで24時間×5週間、英語の海底にどっぷり沈んで脳みそを英語漬けにしちゃうと言うわけです。コース開始時に参加者は「その期間中英語漬けで生活することに同意する」と書かれた誓約書にサインさせられます。この誓約書にサインできない場合はコースに参加することはできません。英語以外の言語の使用禁止は徹底しており、英和・和英辞書の使用はダメ、個人が所有するコンピュータも使用禁止でした。参加者が着る衣服や使用する文房具に書かれたロゴなども英語のみでなければいけません。ロゴが英語でないと気づかずにTシャツを着ていた参加者のひとりはELPのスタッフに発見され、ロゴ部分にガムテープを貼って着ていました!すごい徹底ぶりでしょう。もし他の言語を話すなどして誓約書に違反する行為が見つかれば、最悪の場合はプログラムから追い出されてしまうのです。(例えば体をぶつけて思わず「痛い!」と日本語がつい出てしまったくらいでは追い出されませんが、何度もやると追い出されるでしょう。)違反行為による退去の場合は授業料の返還もされません。実際に私が参加していた時もプログラムを追い出された人や、耐え切れずに自ら去って行った人がいたんですよ。
誓約書


「英語オンリーの生活」を誓うのです
キャンパス


生活していた大学のキャンパス
2001年現在のサブマリンコースでは、秋冬に行われる小人数グループでの3週間集中コース、春夏に行われる大人数での5週間集中コース、夏休みに高校生を対象に行われる4週間の特別コースがありました。いずれも入学日はあらかじめ設定されているので確認が必要です。UNBのプログラムなのですが、コースが行われていた(私が授業を受けたり生活していた)のはSt.Thomas University(セントトーマス大学)のキャンパス内でした。今回私が参加したのは2001年5月から6月にかけての5週間集中コースで、当時のコース料金等は以下の通りでした。これを支払ってしまえばこの間はとりあえず食べ物と寝るところには困りません。さらにご参考として表中にはコース参加中に必要だったその他の費用も書いておきました。
費用内容 費用の内訳 支払金額
サブマリンコース料金(5週間) 午前午後のクラスや週末のワークショップなどの料金、教材料、宿泊代(基本は大学寮での二人一部屋。追加料金で一人部屋も先着順にて可能。枕やシーツ、毛布はあり。)、大学のダイニングルーム(カフェテリア式)での食事代(1日3食)が含まれていました。コース料金のうち$100はデポジットとして下記の入学金$200と共に日本出発前にクレジットカードなどで支払わなければなりません。入金確認後、UNBは入校許可書を発行して領収書と共に返送してくれます。というわけで現地到着後にUNBへ支払うのは残金の$1,930でした。残金の支払いにはクレジットカードが使えませんでしたので、私はカナダドルのトラベラーズチェックで支払いました。 $2,030
入学金 上記のコース料金の一部($100)と共に日本出発前に支払いました。支払い後に事情でキャンセルした場合でも入学金については返金されません。 $200
キーデポジットとアクティビティ代 コース終了時に寮の入口の鍵と部屋の鍵を返却すれば$65が返金されました。$25は校外学習費用とのこと。 $90
タクシー代 フレデリクトン空港から大学までだと片道$18くらい、フレデリクトンのバスターミナルからだと$5くらいと入学案内には書かれていました。大学まで行くための路線バス等はありませんでした。私は偶然にもコースに参加するという日本人にフレデリクトンのユースホステルで出会ったので総勢4名でタクシー代をシェアしました。またコース終了時には町のユースホステルへと戻ったのですが、その時は大学側がバスターミナルまで(だったか?)の無料シャトルバスサービスを提供してくれたのでそれを使いました。自家用車での参加、もしくは誰かに送迎してもらえるなら、もちろんこれは必要ありません。 $2.50/1人(チップ込み)
洗濯代 寮に洗濯機と乾燥機がありました。私は最小限の衣類しか持っていなかったから、洗濯は必須!洗剤は自分で準備しなければなりません。それはそうとフレンチカナディアンの女の子達はたくさん服を持っていて、毎日おしゃれな格好していたなー。車で来ていたのかなー? $1.50/1回
アクティビティ代 これはコース中の空き時間等(放課後や授業が早く終わった日等)に映画を見に行った時に必要だったものです。ちなみに当時の映画代は$6.50でした。さらに授業の一環でセントジョン川のクルーズに参加したことがあったのですが、そのボート代$10も支払いました。これは人それぞれ選択したアクティビティによって値段が違いました。 必要に応じて
飲食代 ダイニングルームでの食事中以外に必要だった飲食物代です。私の生活していた寮のラウンジ(イスとテーブルが置いてあるパブリックスペース)にはラッキーなことに冷蔵庫があったので、オレンジジュースなどを買いおきしていました。(名前を忘れずに書いておこう!)あとはキャンパス内にパブがあるので、アルコールを飲みたい方はそちらへどうぞ。ちなみにニューブランズウィック州は19歳以下は飲酒禁止。パブ入口でのIDチェックもありましたよ! 必要に応じて
その他 英和・和英辞書は使用禁止なのでこの機会に現地で英英辞書を買っていた人もいました。私はコース終了後に旅をする予定があり荷物を増やしたくなかったので、ここでは英英辞書は買わずに大学側が貸してくれた古い辞書を使ったり、(コース期間中ずっとは貸してくれなかったけど・・・)人のを借りたりしていました。その他、生活必需品(タオルや石鹸類、ハンガー、目覚し時計などは自分で用意しておかなければなりません。)やお土産などを買いたい方は必要に応じてお金の準備を。 必要に応じて
当時のコース参加者の80%以上がケベック州やニューブランズウィック州からのフレンチカナディアン。しかも20歳前後の大学生くらいの人がとても多かったです。(孫がいるというおばあちゃんの参加者がいたりもしましたが。)彼らの中にはケベック州だか市町村(?)だかが費用援助する語学習得研修の一環として参加している人もいました。「参加したいって申し込んだら、抽選に当たったから費用は全額サポートしてくれるの。」なんていうおいしい話・・・私は自腹で高い金額払っているのに〜。う、うらやましい・・・。残りの参加者は日本、韓国、タイ、中国などのアジア人やメキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ペルーなどの中南米人が主でフランス、イタリアからの人たちも若干いました。生徒数は全部で300人以上はいたかな・・・。当初、私は「英語を話せないなんて言っても、フレンチカナディアンはみんなそこそこ使えるんじゃないの?もちろん学生時代に英語を勉強しただろうし、カナディアンとしてカナダで生活しているなら英語に接する機会も多いだろうし、少なくとも私よりはみんな上手でしょう。」と勝手に思い込んでいたのですが、ハッキリ言って私より英語が使えない人も大勢いました。寮生活での私のシェアメイトはフレンチカナディアンだったのですが、当初、彼女とのコミュニケーションには多少の苦労がありました。しかし最後にはお互いの意思の疎通がスムーズとまではいかないまでも、ずいぶんできるようになりました。レジデンスの各部屋には1人にひとつずつ荷物や衣服をしまえるロッカーとシングルベット、机とイスがありました。そして各フロアーにはラウンジがあって机やイスが置いてあったので、パブリックスペースとして利用できました。ここで夜はスタッフも交えてよくトランプをしたりして遊びました。またコイン式の洗濯機と乾燥機もありました。トイレとシャワールームは各階に備えられていました。当時は3ヶ所の建物をレジデンスとして使っていたけど、場所によっては若干設備には違いがあるようでした。私が使っていた建物は1番新しかったらしく、他のいろいろな施設(ダイニングルームや体育館、授業が行われる各教室など)にも近くって、ラッキーだったかも知れません。この頃の気候としてはコースに参加した当初はフリースを着たりしていたこともあったのですが、コース中盤からは気温も上昇してとても暑くなってきてたまりませんでした。下の画像ではベットに毛布がかけられていますが、その後は窓を網戸にしてドアも少し開けたままにして、シーツだけで寝ていたりしました。その他に思い出したことと言えば、大学の立地が山手にあるからか、私は蚊によく刺されました。虫に刺されやすい人は虫除けとかゆみ止めも必要かも知れません。ついでに屋外でのアクティビティも多かったので帽子やサングラス、日焼け止めも必須アイテムでした。
レジデンスの部屋


寮によっては若干設備に違いがあるようでした
ダイニングルームでの食事風景


ついつい食べ過ぎちゃう・・・
ではまず私が実際にELPに合流し、誓約書にサインするまでのお話です。私はELPに参加する前(金曜日)にフレデリクトンのユースホステルに1泊しました。モントリオールから夜行バスで約12時間くらいの移動はかなり疲れるだろうとふんでいたからです。また、フレデリクトンの町の様子もあらかじめ知っておきたかったという理由もありました。そしてこのユースホステルで私と同じようにELPに参加するというトモミとユウスケにも出会いました。彼らプラスモントリオールのユースホステルで知り合っていたエミと共に、翌日(土曜日)の夕方、いよいよ大学のレジデンスへと移動しました。(19:00以降、チェックイン可能でした。)特にカナダ以外の国から直接ELPに参加する場合、1日早いこの日にレジデンスへ入ることを強く推奨されます。なぜなら、時差ボケになったり、また飛行機が遅延して到着する場合も考えられるからです。ケベック州などから陸路でやって来たフレンチカナディアンもこの日に来ていた人が多かったみたい。自分で車を運転してきた人も多かったようでした。やっぱり長距離移動は疲れるもんね。大学に到着後、まずはこれから5週間生活するレジデンス(大学寮)の部屋を案内されます。この日の宿泊は追加料金不要でした。たまたま私とトモミは同じ建物の同じフロアの近くの部屋があてがわれました。当たり前ですが日本人同志は同じ部屋にはなりません。レジデンスでの生活はELPのスタッフも一緒で、授業時間外でもわからないことはいつでも質問できます。彼らも24時間私達と寝食を共にするのです・・・そう、裏返せばそれは24時間英語漬けの生活を送れているかいつもチェックされていることを意味するのです!こっそり母国語を使って電話なんかをしているのがばれたら、警告を受けることになります。それが重なると即刻退去。ひどい場合には1度の違反でも退去です。例えば、緊急時などでどうしても母国語で家族と電話しなければならない場面があったとしましょう。その場合まず「何日の何時に家族に電話するために英語以外の言語を使います。」という許可をもらわなければなりません。許可がおりればスタッフ立会いのもと、決められた時間に決められた電話を使ってのみ、英語以外で話すことができます。ここからは聞いた話ですが、参加者は電話が終われば英語の歌を1曲歌わされてから生活に戻るように言われるそうです。これは英語以外の言語を話したことで、今までせっかく英語モードになっていた頭から母国語モードに脳の働きが変わってしまっているので、それを英語モードに戻すためだそうです・・・。うーん、やり過ぎと言えるくらいすごいでしょう。ところで先に書いたとおり、別名「サブマリンプログラム」とも呼ばれているこのコース。レジデンスの部屋はroom(ルーム)ではなくcabin(キャビン)と呼び、各部屋のドアにはポートホール(潜水艦の丸い窓)をかたどった紙に名前を書いて、部屋札として貼っておくのです。建物のいたるところにも潜水艦を思わせるような絵が貼られていました。英語の深海にどっぷりつかる・・・身の回りの環境からして、すごい徹底ぶりでしょう。(笑)
翌日(日曜日)からが正式にはコース1日目です。この日の午前中までがゆっくりできる最後の時間でした。今後5週間のスケジュールはすべて決められたものにしたがって行動しなければなりません。参加者に前もって送付される入学前の心構えがかかれた文書には「バケーションを求めているなら、このプログラムはやめておきましょう。」としっかり書かれていました。この日の午後からは、これから始まるコースについてのオリエンテーションを5時間くらい受けます。参加者はこの日の10:00〜18:00までには必ず到着しておかなければなりませんでした。
コース2日目(月曜日)は1日中オリエンテーション。キャンパス内の設備を案内されたり、クラス分けのためのプレイスメントテストを受けたりしました。クラスレベルは初級1〜上級6までがあり、さらに各レベルに1A、1B・・・などのクラス分けがありました。先にも書いたとおり、潜水艦の中で生活しているというコンセプトなので、コース中には自分の英語レベルで分けられたクラス以外にもいろいろな英語レベルの人の集まった「Deck(デッキ)」と称したグループがあり、早速そのデッキ単位でのミーティングなどもありました。またデッキ単位でいろいろなアクティビティをすることもありました。このデッキミーティングはプログラム参加中はしょっちゅう行われました。夜になり、ついに誓約書にサインをして、いよいよこの瞬間からは英語オンリー!食事についてはこの日の朝食からダイニングルームでとることができました。所属するデッキ名と自分の名前が書かれた名札が食券がわりになるので、食事へ行く時は毎回忘れずにつけて行かなければなりませんでした。1度私はこの名札を失くしてしまい、再作成してもらうはめになってしまいました。どこで落としたのか、ずいぶん探したのに出てこなかった・・・。再作成は有料で$5必要・・・あいたたた、痛い出費だよ。食事はカフェテリア式で自分の好きなものを食べることができます。朝食はだいたい7:45くらいから8:50くらいまで、昼食は12:00から13:00くらい、夕食は17:00から18:00くらいまでで食べて、空いた時間には友達とゆっくりしたり、毎日出されるReinforcement(リインフォースメント)とELPでは呼んでいた、いわゆる宿題をしたりして過ごしました。カフェテリアメニューの例は以下の通り。
ある日のメニュー 次の日のメニュー その次の日のメニュー
朝食 トースト、目玉焼き、ハム、ヨーグルト 朝食 ワッフル、シリアル、スクランブルエッグ 朝食 マフィン、サラダ、ハム、ゆで卵、ポテト、バナナ
昼食 ライス、サラダ、温野菜、チキンナゲット 昼食 ハンバーガー、サラダ、フレンチフライ 昼食 フィッシュフライ、温野菜、ポテト、サラダ
夕食 ミートスパゲティ、サラダ、ケーキ 夕食 ローストビーフ、ポテト、コーン、サラダ、アイスクリーム 夕食 サラダ、ハニーマスタードチキン、マッシュポテト
上のような感じのメニューが毎日繰り返されていました。朝食では日によってトースト、マフィン、シリアル、ベーグル、ワッフルなど何種か用意されていました。またバターや各種ジャム、はちみつ、クリームチーズなども置いてありました。さらに卵料理とハムやベーコン、ウィンナーなどを選ぶというパターンかな。飲み物はコーラなどの炭酸飲料に、コーヒー、紅茶、牛乳、オレンジジュース、チョコドリンクなどがあり自由に飲むことができました。ベジタリアン参加者の要望で豆乳なんかも用意していたみたい。スープなんかもあったな。あとデザートもケーキやらゼリーやらアイスクリームやら果物やら・・・。カフェテリアメニューは揚げ物や肉類が多くて、カロリーが高そうなものばかり。いやー、こんなの毎食摂っていたらそりゃ太るわー。でもこれらの食事はすべて料金に含まれているから食べなきゃ損?!ま、ほどほどにね。
5週間のスケジュール(朝から夜まで)は全て決められています。普段の1日のスケジュールは午前中は9:00から12:00までの授業で、1コマ50分のクラスを3コマ受けます。午後は14:00〜15:15までと16:00〜17:00までの授業でした。授業は英語のリズムやイントネーションを学ぶための音読や発音に、よりフォーカスが当てられていました。これは例えば日本語のイントネーションや発音のまま、英語を話されても聞く方にすれば聞きとりにくいので、そういうリズムなどを矯正するというコンセプトからです。そういう意味から、英語の歌もたくさん歌わされました。しかも、ただ歌うだけではなく、振りつきで!全身で英語のリズムを覚えようということなのでしょう。ELPのスタッフが楽器を伴奏して、一緒に歌わされます。ギターなどをかきならし、「さあ、みんなで歌いましょう〜!」といつでもどこでも元気いっぱいのノリではじめられます。私も最初は正直「おいおい・・・」と引いてしまいました。ま、そのうち慣れてきたんですけどね・・・。(苦笑)歌う時にはちゃんと歌本が用意されていました。曲目はビートルズやら往年のヒット曲やら、有名なものがほとんどでした。(何度も歌ったから、今でも歌詞なしで歌える曲もあるくらい!)スタッフはかなりのハイテンションな人がほとんどで、このノリについていけないとなるとちょっとしんどいかもしれません・・・。もちろん文法の時間などもあるのですが、それよりも会話中心といった感じでグループワークも多かったです。でも上級者のレベル6なんかになるとひとつのトピックスに関して図書館などでリサーチをし、グループでプレゼンテーションをしたり・・・というような感じでした。
午後からは日によっていろいろなことをやりました。フレデリクトンの町に出かけてのグループアクティビティの時間だったり、音楽(自分で楽器を持ってきた人もいました。)や劇などを通して英語を学ぶといった選択クラスだったり・・・でした。私は絵を書いたりする「drawing」クラスをとりました。各レベル共、午前の授業からはほぼ毎日宿題が出され、夕方などの空き時間にクラスメートと一緒にやりました。宿題は1人ではなく、必ずクラスメートとペア(もしくは3人くらい)でやるように指示が出されていました。宿題の内容は音読の練習とか、配られたテキストの文章内の単語の音節の数をチェックしたり(syllabication)、与えられた単語を使ってお話を作っていくものなどでした。毎日のことなのでけっこう大変だったな〜。そうそう、ELPのことはフレデリクトンの町のみなさんもよーく知っているので町でうろうろしていると、「あなたはプログラムに参加しているの?」なんて話がはずむこともあるかも知れません。(裏を返せば参加者の行動は町のみなさんもチェックしているということかー?!)
放課後というか、夕食後(18:30以降)にはスポーツをはじめ、グリークラブ(合唱)やビデオ観賞会などいろいろなアクティビティが日によって設定されていました。時期的にNBA(プロバスケットボールリーグ)やNHL(プロアイスホッケーリーグ)のプレーオフゲームをTV観戦しよう!という日もあったなー。私は体育館でのバスケットボールによく参加していました。グリークラブではコースの最終週にみんなの前で発表会をして、その時の様子をテープに録って後で希望者に有料で分けていました。また放課後にはサウンドチュートリアル(発音などサウンドを中心とした指導)、グラマーチュートリアル(文法を中心とした指導)などと言った勉強をすることもできました。この時間帯は自分でやりたいことを選択できるので、もし今日は買物に出かけたいと思えばアップタウン(大学を出て坂を登ったところ)にあるショッピングモールへ出かけることも可能でした。ショッピングモールにはスーパーマーケットや量り売りの食品などを売る店、洋服屋、フードコートなんかもありました。映画館もあったのですが、映画を見るにしてもちゃんとELPからオススメの映画というのがあらかじめ示されていました・・・というのは例えば私が参加していた時にはちょうどニコール・キッドマン主演の「ムーラン・ルージュ」が封切られていたのですが、この映画にはもちろん英語以外の言語(フランス語)が出てくるので「危険度5!」というわけです。
週末のスケジュールは少し遅めの朝食時間が設定されていて、ブランチといった感じでした。午後からはその日によってさまざまなワークショップが設定されていました。みんなで黄色いスクールバスに乗って、フレデリクトンから1.5時間くらいのところにあるセントジョンという町に校外学習に出かけたこともありました。もっと大学内にカンヅメにされて、みっちりと勉強させられるのかと思いましたが、私が予想していたよりもずっと自由に過ごせる時間もありました。私にとっては思ったよりも厳しいものではなかったかな。でもELPを人にオススメできるかどうかと問われると難しい質問です。なぜなら人それぞれ英語力を伸ばしていきたい部分が違うと思うからです。もし英会話のリズムやイントネーションなどに重点をおいて勉強したいというならELPはよいと感じるかもしれません。でももっとボキャブラリーや文法的なことに重点をおきたい、TOEICなどのスコアアップを目指して勉強したいと思うなら、もしかしたら不満に思うかもしれません。歌や踊りなんかが多いことは前にも書きましたけど、人によってはこれが子供じみているようにもとれるだろうし・・・。途中で自分の意思でやめていく人も実際にいましたから、私が一概にどうこう言うことはできません。
ELPのメンバーと


5週間一緒だったメンバー達
drawing classにて


作品を前にdrowing classのメンバーと
合唱発表会


合唱発表会
いつも歌う歌う!


いつでもどこでも歌う歌う
最終日の前日にはコース参加当初に受けたテストを再び受けさせられました。その結果は参加者に知らされないので、あくまでも私の推測ですが、大学側が参加前と参加後ではテストの結果にどんな違いがあったかなどの資料にするために行っているのでしょう。そしてコース最終日である5週目の金曜日。この日は午前中に卒業式を行い、正午に誓約書を燃やしてしまうPledge-burning Ceremony(プレッジバーニングセレモニー)をやりました。これが終われば日本語禁止生活からは解放されます。セレモニーが終わった後、「いざ、日本語で。」と思ってもなんかヘンな日本語になってしまった自分がいました。なんだか外国人の直訳日本語みたいな文章になっちゃうんです!うむむ、5週間の効果ありか?!でもその後、数時間もすればつたない日本語も元に戻っちゃいましたけどね。せっかくのプログラムに参加しても、この後どう英語と接していくかが問題になるんじゃないかな。私の場合はこのあとも1年以上カナダで生活していかなければならなかったから、英語を使う機会はたくさんあったけど、すぐ自国に帰る参加者や地元のフレンチカナディアン達は・・・?英語モードになった自分をどうキープしていくかが重要だと思いました。その後、ダイニングホールで昼食をとりながらの、各国語が飛び交う交流会(?)がありました。この日の夕食まではダイニングホールでとることができ、また宿泊については追加料金にて可能とのことでした。私はこの夜、ELPで知り合った友達と町のユースホステルに再び滞在しました。久しぶりの自炊で食べた夕食はそぼろ丼でした・・・。
いろいろな国からの参加者がいました


世界各国からの参加者がいるのです
誓約書を燃やします


Pledge-burning Ceremony

エンターテイメント
私が長期滞在していたトロントはカナダでも一番の大都市。実際の規模や雰囲気は別として、日本で言うなら東京と同クラスというわけ。プロスポーツやミュージカル、コンサート、映画(しょっちゅう街でロケをやっている!国際映画祭も毎年秋に開催されている。)など、エンターテイメントの部分ではけっこう充実していたと思うなぁ。
カナダの冬のスポーツ ミュージカル カジノ 映画 トロント国際映画祭
カナダの冬のスポーツ
2002年、アメリカ合衆国のソルトレイクシティ(ユタ州)では冬季オリンピックが開催されますね。長野からもう4年もたったんですね〜。冬の長いカナダで人気のスポーツといえばまずはアイスホッケー。アメリカ合衆国・カナダのチームで構成されるNHLというプロリーグがあり、例えばトロントを本拠地とするチームは「メープルリーフス」です。私は今のところあまりルールもよくわからないのですが、とにかくゴールにパックを入れればいいんですよね・・・こんな説明でよいのか?(苦笑)NHLに興味のある方はこちらをクリックしてみてくださいね。他にはフィギュアスケートも人気です。プロ選手によるアイスショーも人気があるようで週末なんかによくテレビ中継されています。これを書いている今もテレビではフィギュアスケートの中継が流れています。会場もいつも満員ですね。日本人選手が滑っていたりするとついつい応援したくなっちゃったり・・・。ちなみに毎冬トロントのシティホール(市庁舎)前には屋外アイススケートリンクができ、気軽にスケートを楽しむとができます。(私は滑りに行ったことはないのですが。レンタル料はちょっとお高いらしいけど貸靴もあるそうです。)あとテレビでよく放映されているといえば、カーリング!そう、氷上でお掃除しているようなあのスポーツです。でもカナダではかなり人気があるようでテレビでもゴールデンタイムに放映されていたりします。ちょっと見てみるとなかなかの頭脳スポーツのようで、ちゃんとルールを理解して見ていくとおもしろいのかも知れません。あとはもちろんスキー。トロント近郊にはダイナミックな滑りを楽しめるようなダウンヒルスキーのゲレンデは残念ながらないのですが、お隣のケベック州に行けばけっこういいゲレンデがあるらしいです。もちろんロッキーマウンテンにあるスキー場やブリティッシュコロンビア州のウィスラーブラッコムスキー場などは有名なところです。もしくはトロントからなら国境を越えてアメリカ合衆国のニューヨーク州へスキーに行くこともできます。今、スキー道具一式を持っていないので全てをレンタルするとなるとお金がかかってしまう私は今シーズンのスキーはほぼあきらめています・・・。せっかくカナダに滞在しているのにね〜。冬のスポーツ観戦ということで言えばNBA(プロバスケットボールリーグ)もそのひとつですね。トロントには唯一のカナダチームであるラプターズがあります。私はバスケットボールがけっこう好きなので、試合もナマで見てきちゃいました。この時の様子はワーキングホリディ現地生活編−トロントにてお届けしていますのでそちらもどうぞ。NBAに興味のある方はこちらをクリックしてみてくださいね。まだまだ冬が続くトロント・・・。しばらくはテレビでスポーツ観戦を楽しめそうです。
大興奮のNBAゲームでした!


2001年12月に行なわれたラプターズVSブルズ戦です

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ミュージカル
北米ではニューヨークに次ぐと言われているエンターテイメントシティ、トロント。2003年3月現在、ロングランを続けているのは「ライオン・キング」と「MAMMA MIA!」の2本。どちらの劇場もKing St.(キング通り)にあります。特にマチネ(昼)公演の「ライオン・キング」は学校のアクティビティなどで観に来るらしく、終演後には黄色いスクールバスが劇場前に並んだりしています。一方、マチネの「MAMMA MIA!」の方は中高年のおば様方で賑わっているんだとか・・・?!チケットのお値段は座席の善し悪しだけでなく、曜日や時間によっても変わります。ミュージカル初心者の私もこの2つは観に行って来ましたよ。
「ライオン・キング」については友達のパンダ(もちろんニックネームね。)と観に行ったのですが、私が買ったような安い席(バルコニー・サイド。3階にあり、横から舞台をのぞきこむような感じで観る席で、値段は当時$20。)はすぐに売り切れてしまうようで、2002年3月公演分を前年11月に購入しました。窓口で聞いたら、約4ヶ月後にしか席はないと言われてしまったんです。値段の安さはとても魅力だけど、短い観光などでの滞在でこの席を取るのは難しいんじゃないかな。短期滞在でも値段の高い座席なら、こんなに待たなくても日程と相談の上、買えるはずです。ちなみに「ライオン・キング」のこのお安い席、思ったよりも悪くないんです。最初にキャストはすぐそばまで来るし、舞台は上から見下ろせるのでセリが上がってくる様子なんかもバッチリ見える・・・。日本で劇団四季の舞台も見たというパンダも「この席、なかなかおもしろーい!」と言っていました。安さの割にはなかなかよかったようです。
「MAMMA MIA!」は日本から再び遊びに来てくれたケイコと二人で観に行きました。2002年10月中旬に彼女が訪ねてくることが決まってから慌てて劇場の窓口にチケットを買いに行ったのですが、こちらは「ライオン・キング」ほどのことはなく、約2週間前の購入でも当時$26のお安い席(First BalconyのL列)が買えました。私が思うにこの座席からの展望は天井の梁(?)が邪魔して、舞台の上部が少し見にくいんです。それできっと安くなっているんじゃないかな。こちらではこういうタイプの座席は「Obstructed Seat」(観賞に一部妨げのある座席)としてあらかじめ断って売り出しているようです。2002年1月に「Alicia Keys」(アリシア・キース)のコンサートに行ったのですが、この時の座席がまさにそれでした。ちょっと柱が邪魔して体の位置をずらしながら観ました。
もちろんどちらも英語での公演だから、会話のすべてを理解することはできなかったのですが、それでも十分楽しめました。「ライオン・キング」のストーリーは日本でディズニーのアニメーションビデオをレンタルして知っていたしねー。「MAMMA MIA!」はちょっと大人向きな会話もあるけど、最後はみんなで歌って踊って・・・観客もはじけてましたよ!
ライオン・キングの看板


日本でもおなじみですね
ロイヤル・アレキサンドラ・シアター


いつも大盛況とのこと
当日劇場でもらえる小冊子


どちらも面白かったですー!
カジノ
カナダ国内ではカジノも楽しめます。トロント近郊で有名なところとしては、カジノナイアガラやトロントから北に行ったOrillia(オリリア)というところにあるカジノラマ。その他モントリオールやハリファクスなどにもカジノはありました。私はカジノラマ、それと滝観光のついでにカジノナイアガラには何度か行ったことがあります・・・というかナイアガラへ行く時はゲームをするかどうかは別として、必ず一度はカジノに足を踏み入れます!それはなぜかって?
それはPLAYERS ADVANTAGE CLUB(プレイヤーズアドバンテージクラブ、以下PAC。)のメンバーになっていたからです。これは無料で誰でもメンバーになることができます。PACのメンバーになるとメンバーズカードが発行され、カジノでゲームを楽しむたびにポイントが貯められます。さらに貯めたポイントは駐車代金やカジノ内のレストランでの飲食代金として精算することができたり、なんとキャッシュバックを受けることなどもできるのです。でもこれだけなら「カジノでゲームを楽しんでポイントを貯めていかないと意味がないのでは?」と思われるでしょう。いえいえ、もうひとつ大きな特典があるのです。それはトロントのダウンタウンからたったの$0.65でカジノナイアガラへ遊びに来ることができるのです。えっ?$65?$6.50?いえいえ、タイプミスをしたわけではありません。そうホントにたったの65セントで、しかも往復料金です!!
トロントのダウンタウンバスターミナルからカジノバスが出ています。まずはチケット売り場でPACのメンバーズカードを提示してカジノナイアガラまでのバスチケットを買います。この時、特に係員に何も言わなくてもカードを見せれば「ああ、カジノに行くんだな。」とわかってもらえると思います。バス代はメンバー料金になっており、2002年10月当時で$10.65でした。(ちなみにグレイハウンドのバスでナイアガラまで行くと大人片道$25以上するようです。)乗り場の番号を確認して列に並べばTrentway−Wagarという会社の観光バスがカジノまで連れていってくれます。このバスは定員を越えると次のバスにしか乗れなくなるのでゆとりを持って出かけるようにしましょう。さらにひとつ注意したいことはカジノバスには大きな荷物は持ち込むことができません。リュックサックなどの大きな荷物はコインロッカーに預けておくか、もしくは最初から身軽な格好で行くのがよいでしょう。これはあくまでもカジノへ出かけるためのバスなので、ナイアガラ旅行に行くわけではないのだから大きな荷物の持ち込みはできないのです。そして出発から約2時間ほどでカジノナイアガラに到着。でも慌ててバスを降りないで!なぜならカジノスタッフがバスに乗り込んできてカジノで使える$10分のクーポンをくれるからなのです。こういった理由で差引バス代がたったの$0.65で済んでしまうと言うわけなのです。クーポンをしっかりもらったらとりあえずはポケットへでもしまっておきましょう。まずはカジノ入口でセキュリティチェックを受けなければなりません。身分証明書としてパスポートなどの写真入の証明書の提示を求められます。特に日本人は若く見られがちなので絶対にチェックを受けます。私も毎回必ず止められます。ちなみにカジノナイアガラは19歳未満は入場することができません。無事に入場できたら、さっきのクーポンをキャッシャーでトークンに引き替えてゲームを楽しむのもよし、すぐに現金に替えてお財布に戻すのもよしです。このあとはカジノで遊ぶなり、さっさと外へ出て滝観光へ行っちゃうのもよいでしょう。帰りのバスのスケジュールは購入したチケットと共に印刷されているので、忘れずにチェックしておきましょう。
「私もメンバーになりたい!」と思った方へ。PACのメンバーになるためにはカジノナイアガラのプレイヤーズクラブブースで入会手続をしなくてはなりません・・・ということはこのカジノバスを利用するためには一度は自力でナイアガラへ行かなければならないってことです。さあ、どうやってナイアガラへ行きましょうかねー???ふふふ。
私のカジノ体験は負けてばっかりです。でもなぜか一緒に行った友達はスロットなどで儲かることが多いです。私って招き猫!?でもいつもそのおこぼれをもらって幸せを噛みしめています。うふふのふ。カジノナイアガラについての最新情報はこちらをクリックしてみてください!また、ナイアガラ・フォールズの旅ページへはこちらをクリックしてみてください。
映画
トロント(バンクーバーもそうですが)では実は映画産業が盛んなんですよ。街ではよく映画やTVドラマなんかの撮影をやっていたりするのです。ジャッキー・チェンを見かけたとか(彼は実はトロント名誉市民)、ロビン・ウィリアムスが日本食レストランに現れただとか・・・。毎年秋にはトロント国際映画祭(下記参照)も開催されるし、ハリウッドスターの目撃情報はけっこうあるんです。住んでいたフラットの近所でもUSAのTVシリーズの撮影をやっていたなぁ。何ていうタイトルのドラマかは覚えてないんだけど・・・。ちゃんと撮影前には近隣のお家に「撮影しますので・・・」という挨拶文が書かれたお知らせがポストに入っていたし、スタッフが1軒1軒お宅訪問して「撮影を認めます」という許可をとって同意の署名もさせられましたよ。撮影が夜中までかかるということで騒音とか光害などへの対策ということらしいです。映画などをUSAでロケすると費用が高いので、費用が安く済み受け皿もしっかりしているカナダで撮影することが多いそうです。カナディアンの友達にはエキストラの仕事をしている人もいましたし、製作スタッフとして働いているなんていう人の話も聞いたことあったり・・・。USAのとある場所としてお茶の間に流れている映像が実はトロントってこともあるかもしれません。
しかしカナダで生活してみて、北米ではこんなに毎週いろいろな映画が封切られているんだということを初めて知りました。ハリウッドの超大作から、いわゆるB級映画まで・・・。そしてそのうちの一部がしばらくして(3ヶ月〜半年遅れくらいかな)日本にやってきて、さらにずいぶん経ってから(1年くらい遅れて)日本で公開されるもの、そして日本では公開されないものも・・・。超大作だと日米同時公開なんていうこともあるんですけどねぇ。2002年11月に帰国して「え?この映画って今ごろ日本で公開しているの?!」とか、予告編を見て「え?これって来春公開なの?」などと思ったものがいろいろありました。タイトルも原題とは違うものがつけられることがあるので、邦題を聞いてもピンと来なかったり。これを書いている2003年8月現在、トロント滞在時に現地で見てきた映画が今公開されていたり、これから公開されるとか聞くとなんだかすごいタイムラグを感じてしまう・・・。例えば2002年10月にトロントで見た「My Big Fat Greek Weding」−邦題:「マイ・ビック・ファット・ウェディング」−とか、10ヶ月も遅れちゃうんだなーって。日本で公開するとなるとやっぱり字幕を作ったりしなくちゃならないし、いろいろとよその評判を聞いてから、とか思って時間がかかるのかなぁ?それともただ単に買い付けの手続き上の問題かも?・・・よくわかりません。
日本では映画館にはほとんど足を運ばない私・・・。なんてったってチケット料金が高すぎです。たまーに水曜日の「レディースデイ\1,000」なんかで見に行くか、あとはもっぱら試写会狙い・・・。(最近は応募してもあまり当たらない・・・)大概はビデオ化もしくはTV放映を待ってみたり・・・。(笑)そんな私ですが、カナダ滞在中はホントたくさん映画を見ましたよ。値段が日本よりかなり安いこともあり、お手軽な娯楽なんですよね。そして英語の勉強にもなる!(その結果がついてくるかどうかは別として・・・。ははっ。)トロントで普段私が映画を見ていた時には、平日の4時までの回の上映もしくは火曜日の1日中なら$7〜8くらいで見られるというものを利用したり、封切してからしばらく経った後のものを上映している映画館(会員価格で$3)によく通っていました。カナダ滞在中に何本くらい見ただろうか・・・?30本以上は見ているかなぁ。
トロント国際映画祭(The Toronto International Film Festival)
毎年秋に行われているThe Toronto International Film Festival(トロント国際映画祭)は、これから封切られる各国の映画や、本国で話題になった映画の英語版が見られたりするという注目度大のイベントです。私もトロント滞在中の2001年と2002年に映画祭で上映された映画を何本か、一足お先に楽しんできました。北米で行われている映画祭としてはかなりの規模を誇るそうで、毎年映画祭の開催時期である9月初旬から中旬にかけては、各国の映画関係者や映画ファンがトロントに集まってきます。そしてもちろん出品されている作品に出演している俳優も大勢トロントにやってくるのです。日常的に映画やTVドラマなどの撮影が行われているトロントですが、この時期は特に街でセレブリティを見かける大チャンスとなるかもしれません。
約10日間ほどの期間中は毎日午前中から夜中までトロントのダウンタウンにある各所の映画館・劇場で何かしらの出品作品が上映されます。チケットの種類はパスポートや回数券のような形式のもの、そしてもちろんシングルチケットもあるのですが、チケット代金は普段、映画を見るよりは高めの設定になっています。(2002年の場合、前売りシングルチケットで$13.75。当日シングルチケットは$14.50)普段私が映画を見る時には、平日の4時までの回の上映もしくは火曜日の1日中なら$6.50〜$7で見られるというものなどを利用したりしていたので、ちょっと映画祭価格は痛い出費だったんですけれどもね。人気のある作品は前売で完売なんてこともよくあります。
トロント国際映画祭は他でよくある映画祭などのように、映画関係者や映画祭の実行委員会などにより投票で大賞が決まるといった賞レース的なモノではありません。そのかわりにと言うのか、一般の人たちが投票で選ぶ「People's Choice Award」などの人気投票的なものがあります。過去に出品された作品でこの賞を獲った作品には、例えば1999年の「American Beauty」、2000年に「Crouching Tiger Hidden Dragon」−邦題:「グリーン・デスティニー」−があります。ちなみにこれらの作品はアカデミー賞でも話題になり、それぞれ最優秀作品賞(「アメリカン・ビューティー」)や外国語映画賞(「グリーン・デスティニー」)を受賞しています。2002年の受賞作は「Whale Rider」−邦題:「クジラの島の少女」−でした。これはニュージーランドのマオリ族の話を扱った映画で、日本では2003年9月中旬より(やっと)公開されるようです・・・。その他、2002年に出品されていた作品には、Jean Reno(ジャン・レノ)とJuliette Binoche(ジュリエット・ビノシュ)主演のフランス映画「Jet Lag」−邦題:「シェフと素顔とおいしい時間」(こちらも2003年8月末から日本で公開とのこと。)やアカデミー長編アニメーション映画賞も受賞した宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」−英題:「Miyazaki's Spirited Away」、北野武監督の「Dolls」やシンガーのUA(ウーア)が主演した「水の女」−英題:「Woman Of Water」、ドキュメンタリー映画の「Bowling For Columbine」などがありました。私が見たのは「Jet Lag」と「Dolls」、「水の女」です。普段、カナダで映画やTVを見るときは「今、何て言ってたんだろう?」と思うことが多い私ですが、もちろん日本映画は字幕を頼らずに完璧にストーリーを理解して見ることができるからちょっとうれしかったですね。上映後には監督が登場して作品への思いを語ったり、作品について質問できるコーナーがあったりして、なかなか面白かったです。残念ながら北野武監督は来られていませんでしたが、「Jet Lag」のDaniele Thompson(ダニエル・トンプソン)監督と「水の女」の杉森秀則監督は来られていました。杉森監督はところどころ通訳の方に「これって英語で何て言うんだっけ?」と聞きつつも、一生懸命英語で答えて時には笑いもとっておられました。(笑)
この映画祭は多くのボランティアの助けによって成り立っています。チケットのもぎりや上映を待つために映画館の外で並ぶ観客の整理や場内整理など、毎年夏頃にボランティアスタッフの募集をしているので興味があれば参加してみると面白いと思います。給料は出ませんが、支給されるスタッフTシャツがもらえること、条件はありますが映画祭に出品している映画を無料で見ることができるという特典があるようです。私も興味はあったのですが、2001年はそんな情報を知らず、2002年はボランティアスタッフ募集の時期にカナダ西部の旅に出てしまっていて、応募することができませんでした。


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